通信販売での食品購入実態
通信販売での食品購入経験は食品で4割・生鮮品で2割
通信販売での購入は年々増加傾向にありますが、食品に限定した場合の利用経験は「食品」で4割弱、「生鮮品」では2割程度となっています。
今後、購入に前向きな割合は2割以下にとどまっており、購入に否定的な割合は4割程度となっています。日用品については通信販売での購入が広く普及していますが、食品に関しては慎重な姿勢を示しています。
通信販売での購入実態(食品・生鮮品)
利用理由は、運ぶ手間、買物に行く手間の削減が上位にきています。24時間好きな時に注文できることも、営業時間が決まっている小売店に比べ魅力となっているようです。
一方で、利用しない理由は、自分で商品選びができないことが1位にあげられています。食品は自分の目で確かめたうえで購入したい意向が強いようです。次に送料負担があげられています。運ぶ手間や買物に行く手間が削減されることに対して、コストを払いたくない人が通信販売の利用に消極的なようです。
通信販売で食品・生鮮品を購入する理由・しない理由
通信販売を利用する理由 | n=1353 | |
---|---|---|
1 | 自宅まで運んでもらえる | 63.1% |
2 | お店に行く手間が省ける | 53.5% |
3 | 24 時間いつでも注文できる | 44.8% |
4 | パソコンの画面で選べて便利 | 21.4% |
5 | お店では買えない商品が選べる | 19.6% |
6 | お店の混雑に関係なく商品を選べる | 18.2% |
7 | お店に行って買うのと変わらない商品が届く | 16.8% |
8 | 種類・品揃えが豊富 | 13.9% |
9 | 営業時間にお店に行く時間がとれない | 12.2% |
通信販売を利用しない理由 | n=1,815 | |
---|---|---|
1 | 自分の目で見て商品を選べない | 61.9% |
2 | 送料がかかる・送料が高い | 53.6% |
3 | 配達時間に家にいないといけない | 32.7% |
4 | 商品の品質に不安 | 27.6% |
5 | すぐに手に入れることができない | 23.2% |
6 | 店舗に行く楽しみがない | 12.8% |
7 | 支払が面倒・わからない | 9.3% |
8 | 仕組みが良くわからない | 6.4% |
9 | 商品の検索が面倒・わからない | 6.1% |
今後の通信販売での購入意向(食品・生鮮品)
全国スーパーマーケット協会「消費者調査2015」
2015年12月9日~2015年12月11日実施
(株)インテージ ネットモニター 全国20歳~69歳 男・女 2215人
食品購入の主担当者、食品購入頻度が月に1度以上を対象