2025年5月21日更新（次回更新予定：6月23日）

既存店総売上高前年同月比
103.7％（26か月連続プラス）

3団体加盟270社による販売統計調査における、2025年4月の総売上高前年同月比（既存店ベース）は103.7％となり、26か月連続で前年同月を超過しました。引き続き米の価格高騰に加え、関連商品、代替商品の販売が好調で、一般食品が107.8％と引き続き好調を牽引しました。相場に落ち着きがみられた青果カテゴリーは、102.7％と伸び率を縮小しました。価格高騰により牛肉から豚・鶏肉に需要シフトが続く畜産カテゴリーは102.7％と伸び悩みました。相場高傾向に加え、引き続き生魚の入荷が不安定な影響を受けた水産カテゴリーは99.1%と低迷しました。惣菜カテゴリーは、米価格高騰による需要がシフトを追い風に、引き続き好調に推移しました。寒暖差が大きく、季節商材の販売に苦心したというコメントが散見されました。

前月に引き続き二桁プラスを維持
収益DIは小幅な上昇

経営動向調査では、売上高DIは前月に引き続き二桁プラスを維持、収益DIは小幅な上昇となりました。生鮮品仕入原価DIが低下したものの、食品仕入原価DIは高止まり傾向が続き、販売価格DIは高水準での推移が継続しています。来客数DIはマイナス域に低下したものの、客単価DIは高水準を維持しています。

現状判断DI
前月水準で推移

スーパーマーケットの中核店舗を対象とした景況感調査は4月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DIの現状判断は前月から-0.8の49.0、見通し判断が前月から＋1.6の45.8となり、共に大きな動きはなく、前月水準で推移しました。