食品スーパーマーケット月別動向
2024年10月の実績
2024年11月22日更新(次回更新予定:12月23日)
既存店総売上高前年同月比
100.7%(20か月連続プラス)
3団体加盟270社による販売統計調査における、2024年10月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は100.7%となり、20か月連続で前年同月を超過しました。高い気温により、鍋商材などホット商材をはじめとする秋冬商材が不振となりました。青果は相場高傾向が続くなか、一品単価が上昇し、堅調に推移しました。新米の価格高騰により、一般食品の販売が好調となりました。惣菜カテゴリーでは、米不足報道による米飯類、調理敬遠志向を背景とした揚物類が好調を牽引しました。秋冬商材の不振に加え、単価上昇が一巡しつつある日配カテゴリーは伸び悩みました。
売上高DI、収益DI
共に前月から下落し、マイナス域まで低下
経営動向調査では、売上高DI、収益DIは共に前月から下落し、マイナス域まで低下しました。客単価DIが小幅に低下するなか、来客数DIが大きく低下した影響を受けました。引き続き生鮮品仕入原価DI、食品仕入原価DIは二桁プラス圏で推移、販売価格DIは高水準を維持しています。
現状、見通し判断DIは
前月と同水準で推移
スーパーマーケットの中核店舗を対象とした景況感調査は10月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DIの現状判断は、前月から-0.7の46.4、見通し判断が前月から-0.1の42.8と、共に前月とほぼ同水準で推移しました。