食品スーパーマーケット月別動向
2024年8月の実績
既存店総売上高前年同月比
104.2%(18か月連続プラス)
3団体加盟270社による販売統計調査における、2024年8月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は104.2%となり、18か月連続で前年同月を超過しました。前年より土曜が1日多い曜日めぐり、地震や台風に備える防災意識の高まりの影響で、水やレトルト食品や缶詰など備蓄用食材に特需が発生しました。非食品でも、電池やカセットコンロ用ガスボンベ、紙製品などに備蓄の動きがみられました。生鮮品には相場高傾向が続くなか、お盆時期を中心に買上点数が回復し、好調な販売となりました。米不足報道により、米だけでなく、レトルト商品や餅などにも特需が発生し、一般食品の販売が好調となりました。記録的な猛暑により、飲料やアイスをはじめとする夏物商材が好調となりました。惣菜では、猛暑による調理敬遠志向を背景とした揚物類が好調となりました。
売上高DI、収益DI
共に前月から二桁の上昇
経営動向調査では、売上高DI、収益DIは共に前月から二桁の上昇となり、プラス域を回復しました。前年に比べ土曜日が1日多い曜日めぐりに加え、地震や台風に備える防災意識の高まりもあり、客単価DI、来客数DIともに大幅な上昇をみせました。全般的に相場高が続く生鮮品仕入原価DIも前月より小幅に上昇しました。
景況感は現状、
見通し判断共に大幅改善
スーパーマーケットの中核店舗を対象とした景況感調査は前月から+6.4の51.6、見通し判断が前月から+4.5の47.2と共に大幅な改善をみせ、現状判断DIは5か月ぶりに判断の分かれ目である50を突破しました。