食品スーパーマーケット月別動向
2024年4月の実績
既存店総売上高前年同月比
101.8%(14か月連続プラス)
3団体加盟270社による販売統計調査における、2024年4月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は101.8%となり、14か月連続で前年同月を超過しました。前年より週末が一回少ない影響がありました。仕入れ価格の上昇による販売価格の高止まりが続くなか、来客数の低迷と買い上げ点数の減少により、客単価が伸び悩みました。相場が高値で推移した青果カテゴリーが104.4%と好調に推移しました。円安による輸入牛、豚の価格高騰により、畜産カテゴリーは97.8%と前年を下回りました。花見時期の4月へのずれ込み、好調な行楽需要を背景に、惣菜部門は堅調に推移しました。高い気温により飲料やアイスなどの涼味商材が好調に推移しました。
売上高DI、収益DI
共に前月から大きく下落
経営動向調査では、売上高DI、収益DI共に前月から大きく下落しました。生鮮品仕入原価DIと食品仕入原価DIは引き続き高水準を維持しているなか、前年に比べ週末が1回少ない影響を受け、客単価DIは大幅に下落、来客数DIがマイナス圏で推移したことが影響しています。
景況感、経営動向とも
大きく下落
スーパーマーケットの中核店舗を対象とした景況感調査では、4月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DIの現状判断は、前月から-8.2の45.3となり、3か月ぶりに、好不調判断の分かれ目である50を下回りました。。見通し判断は前月から-4.8の44.2と悪化をみせました。