食品スーパーマーケット月別動向

食品スーパーマーケット月別動向

2023年10月の実績

既存店総売上高前年同月比
104.3%(8か月連続プラス)

3団体加盟270社による販売統計調査における、2023年10月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は104.3%となり、9か月連続で前年同月を超過しました。仕入れ価格高騰による販売価格の上昇が続いていますが、引き続き気温が高く、夏物商材好調、買い上げ点数の減少幅が抑制し、販売を底上げする状況となりました。猛暑の影響による青果相場高騰が単価を押し上げ、青果カテゴリーが好調となりました。相場高騰の影響を受けた畜産カテゴリーは、101.0%と伸び悩みました。一部魚種で入荷や相場に落ち着きがみられた水産カテゴリーは、104.1%と比較的好調に推移しました。気温が高く推移し、飲料をはじめとする涼味商材の販売が好調となった一方で、鍋物など秋冬商材は動きが鈍くなりました。光熱費上昇や食用油の高騰による調理敬遠を追い風に惣菜部門が引き続き好調となっています。パン類値上げ、アイスや冷凍食品が好調な日配カテゴリーが、106.6%と最も伸び率が高くなりました。

売上高DI、収益DI
共に前月に比べ小幅に上昇

経営動向調査では、売上高DI、収益DI共に前月に比べ小幅に上昇しました。引き続き生鮮品仕入原価DIと食品仕入原価DIが高水準で推移し、販売価格DIが高止まりする状況が続きます。客単価DIや来客数DIもほぼ前月並みの水準で推移しています。

景気判断DI現状判断は
4か月連続で50台を維持

スーパーマーケットの中核店舗を対象とした景況感調査では、10月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DIの現状判断は、前月から-0.5の50.2と小幅に悪化したものの、4か月連続で判断の分かれ目である50を上回った。見通し判断は前月から+1.2の47.1となり、小幅に改善しました。

食品スーパーマーケット動向資料(2023年10月)PDF

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