食品スーパーマーケット月別動向

食品スーパーマーケット月別動向

2023年6月の実績

既存店総売上高前年同月比
103.1%(4か月連続プラス)

3団体加盟270社による販売統計調査における、2023年6月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は103.1%となり、4か月連続で前年同月を超過しました。仕入れ価格高騰による販売価格の上昇が続いていますが、買い上げ点数の減少幅が小さかったことで客単価が上昇し、販売を底上げする状況となっています。自粛生活の緩和による需要低下が警戒されていましたが、節約志向による内食、中食需要の高まりを受け、家庭内食品需要は堅調に推移しました。高く推移した気温の影響で飲料をはじめとする涼味系商材が好調となりました。光熱費の上昇や食用油などの高騰による調理敬遠、行楽関連需要を追い風に惣菜部門が好調となっています。パン類値上げや鶏卵の価格高騰、冷凍食品が好調な日配カテゴリーも好調になりました。節約志向の影響かより安価な商品に需要がシフトしているとのコメントも散見されました。

売上高DIはわずかに上昇
収益DIは前月から下落

経営動向調査では、売上高DIはわずかに上昇、収益DIは前月から下落しました。引き続き生鮮品仕入原価DIと食品仕入原価DIが過去最高水準で推移、販売価格DIの高止まりが続いています。買上点数の減少が収まりつつあり、客単価DIは上昇基調を維持しています。来客数DIはほぼ前月水準で推移しました。

現状判断は堅調
見通し判断も小幅に改善

スーパーマーケットの中核店舗を対象とした景況感調査では、6月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DIの現状判断は、前月から-0.2の49.4、見通し判断は前月から+1.7の45.5となり、現状判断は前月水準、見通し判断は小幅に改善しました。

食品スーパーマーケット動向資料(2023年6月)PDF

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