食品スーパーマーケット月別動向

食品スーパーマーケット月別動向

2022年8月の実績

既存店総売上高前年同月比
98.0%(2か月ぶりマイナス)

3団体加盟270社による販売統計調査における、2022年8月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は98.0%となり前年同月を下回りました。感染の再拡大は続いていたものの行動制限はなく、前年緊急事態宣言下との比較で内食需要が低調となった影響を受けました。中旬は気温が高く推移し、飲料をはじめとする夏物商材の販売が好調に推移しました。店舗立地により、お盆時期の帰省客が増加した影響を受けました。食品の値上げが相次いでいるほか、生鮮品相場でも輸入品を中心に価格の高騰が続いており、利益を圧迫しているとのコメントがみられました。行楽需要の回復やお盆時期が好調となった惣菜部門は101.1%と唯一前年を超過しました。

売上高DI、収益DIともに
ともに前月から大きく下落

経営動向調査では、経営動向調査では、売上高DI、収益DIともに前月から大きく下落しました。生鮮品仕入原価DI、原料価格等の高騰による食品仕入原価DIの高止まりにより、販売価格DIも同様に高止まりが続いています。一方で販売数量減の影響を受けた客単価DIは小幅なマイナスとなりました。行動制限のない中での人流変化による影響や、帰省客動向の影響を受けた来客数DIは店舗立地により増減がまちまちとなっています。

景気判断DIは現状・見通し
ともに小幅に悪化

スーパーマーケットの中核店舗を対象とした景況感調査では、8月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DIの現状判断は、前月から -3.1の39.4、見通し判断は前月から -1.8の35.8となり、現状判断、見通し判断とも前月から小幅な悪化となりました。

食品スーパーマーケット動向資料(2022年8月)PDF

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