食品スーパーマーケット月別動向

食品スーパーマーケット月別動向

2021年12月の実績

既存店総売上高前年同月比
98.0%(2ヵ月連続マイナス)

3団体加盟270社による販売統計調査における、2021年12月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は98.0%となり、2ヵ月連続で前年同月比はマイナスとなりました。前前年比(2019年12月との比較)は101.6%と小幅にプラスになっています。新規感染人数の落ち着いた状況が続いており、家庭内食品消費需要にやや減少傾向がみられ、週末の客数減や買い上げ点数の減少を指摘するコメントが多くみられました。一方で飲食店需要の増加を指摘するコメントがみられました。週末と重なったクリスマス商戦や帰省客の増加がみられた年末商戦は好調に推移しました。12月は前年より気温が高く、鍋物商材など冬物商材が不振でした。青果相場は高安まちまちでしたが、水産、畜産品が相場高となっているほか、一般食品でも価格の上昇が続いています。惣菜カテゴリーは、家飲み需要は落ち着きがみられたものの、小規模イベントの再開やクリスマスや年末商材が好調となりました。

売上高DI、収益DIともに
マイナス幅をわずかに縮小

経営動向調査では、売上高DI、収益DIともに前月からマイナス幅をわずかに縮小しました。畜産相場や水産相場の高値傾向による生鮮品仕入原価DI、原材料価格高騰による値上げで食品仕入原価DIがいずれも二桁プラス域で高止まりしています。それに伴い販売価格DIや客単価DIにも上昇傾向がみられました。

景気判断DIは現状・見通し
ともに小幅に悪化

スーパーマーケットの中核店舗を対象とした景況感調査では、12月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DIの現状判断は、前月から -0.5の39.2、見通し判断は前月から-1.6の34.1となり、ともに前月から小幅な悪化をみせた。

食品スーパーマーケット動向資料(2021年12月)PDF

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