
食品スーパーマーケット月別動向
2021年7月の実績
既存店総売上高前年同月比
99.5%(6ヵ月連続マイナス)
3団体加盟270社による販売統計調査における、2021年7月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は98.8%となり、6ヵ月連続で前年同月実績を下回りました。参考値として公表している2019年7月との比較では105.6%となっています。前年の食品特需からの反動があるものの、巣ごもり生活は継続しており、引き続き家庭内食品消費需要は堅調に推移しています。前年長雨で高騰した相場の反動で青果カテゴリーが96.0%、前年特需となった畜産カテゴリーが反動で96.6%と不振になりました。高い気温で推移し、飲料など夏物商材が好調となった一般食品カテゴリーが101.2%日配品カテゴリーは101.6%と前年を超過しました。前年不振だった惣菜カテゴリーは106.0%と大幅なプラスとなり、回復傾向が続いています。非食品は衛生用品を中心に反動減が大きく95.4%と不振となりました。
売上高DI、収益DI共に
前月よりマイナス幅縮小
経営動向調査では、売上高DI、収益DIいずれも前月よりマイナス幅を縮小しました。前年は分散登校などが続き需要が高かった保存性の高い食品や、マスクなどの衛生用品、紙製品の反動が響いているものの、引き続き在宅傾向が高く、堅調な食品需要が続いています。
景気判断DIの現状は
小幅に改善
スーパーマーケットの中核店舗を対象とした景況感調査では、7月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DI現状判断は、前月から +1.1の42.4、見通し判断は前月から -0.2の37.7となり、現状判断は小幅に改善、見通し判断に大きな変化はありませんでした。