食品スーパーマーケット月別動向

食品スーパーマーケット月別動向

2021年6月の実績

既存店総売上高前年同月比
98.9%(5ヵ月連続マイナス)

3団体加盟270社による販売統計調査における、2021年6月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は98.9%となり、5ヵ月連続で前年同月実績を下回りました。前年の巣ごもり生活による食品特需からの反動があるものの、6月は緊急事態宣言が解除されており、これ数か月に比べ反動減は縮小しています。参考値として公表している2019年6月との比較では(既存店ベース)は103.7%となっており、引き続き「巣ごもり需要」による食品需要は堅調に推移しています。生鮮品では前年需要が高かった畜産カテゴリーが97.2%と最も不振になりました。一方で、一般食品カテゴリーは100.4%、日配品カテゴリーは99.8%と前年並みまで回復しています。前年不振だった惣菜カテゴリーは105.9%と大幅なプラスとなり、回復傾向が続いています。非食品は衛生用品を中心に反動減が大きく、キャッシュレス・ポイント還元事業終了直前の駆け込み需要の反動が加わり、不振となりました。

売上高DI、収益DI共に
前月よりマイナス幅縮小

経営動向調査では、売上高DI、収益DI共に前月よりマイナス幅を縮小しました。引き続き在宅傾向が高く、堅調な食品需要が続いていますが、前年は分散登校などが続き需要が高かった保存性の高い食品や、マスクなどの衛生用品、紙製品の反動が響いています。一方で、20年6月は緊急事態宣言が解除されていたこともあり、前年同月の比較としては、3~5月実績に比べ反動は縮小しました。

景気判断DIの現状は
小幅に改善

スーパーマーケットの中核店舗を対象とした景況感調査では、6月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DI現状判断は、前月から+2.4の41.3、見通し判断は前月から+0.1の37.5となり、現状判断は小幅に改善したが、見通し判断に変化はありませんでした。

食品スーパーマーケット動向資料(2021年6月)PDF

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