食品スーパーマーケット月別動向

食品スーパーマーケット月別動向

2021年3月の実績

既存店総売上高
95.9%(2ヵ月連続マイナス)

3団体加盟270社による販売統計調査における、2021年3月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は95.9%となり、2ヵ月連続で前年同月実績を下回りました。参考値として今月から公表を開始した2019年3月との総売上高前年同月比(既存店ベース)は、103.2%となりました。巣ごもり需要は引き続き堅調で、家庭内の食品需要、なかでも調理需要は高い状況が続いているものの、日曜日の一日少ない影響や前年からの反動を受け、前年同月比はマイナスとなりました。小中高一斉休校の影響や備蓄に向く保存性の高い食品の買いだめやマスクや紙製品で大きな反動がみられました。一方で前年不振となったカテゴリー、特に刺身類や惣菜などは好調となりました。

売上高DI、収益DI
共に二桁マイナス値

経営動向調査では、売上高DI、収益DI共に二桁マイナス値となりました。引き続き巣ごもり傾向による堅調な食品需要に大きな変化はみられませんが、前年の、食品備蓄行動による特需が起きた保存性の高い食品や、マスクなどの衛生用品、紙製品の反動が大きかったことが影響しました。客単価DIは反動でプラス幅を縮小、来店頻度を抑える行動の継続により来客数DIは低下しています。

景気判断DI現状、見通し判断は小幅に悪化

スーパーマーケットの中核店舗を対象とした景況感調査では、3月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DI現状判断は、前月から-2.4の37.9、見通し判断は前月から-2.0の33.7となり、共に前月から小幅な悪化となりました。

食品スーパーマーケット動向資料(2021年3月)PDF

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