食品スーパーマーケット月別動向

食品スーパーマーケット月別動向

2021年1月の実績

既存店総売上高
106.0%(12ヵ月連続プラス)

3団体加盟270社による販売統計調査における、2021年1月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は106.0%となり、2020年2月以来12ヵ月連続で前年同月実績を超過しました。1月7日の緊急事態宣言発令により、巣ごもり需要が再拡大し、家庭内の食品需要が堅調に推移しました。特に調理需要の増加を受けた生鮮3部門合計は108.2%となりました。1月は寒波により気温が低下し、前年の暖冬からの反動増も加わり、鍋物など冬物商材が好調となりました。また一部地域では大雪により買いだめ需要が発生しました。青果カテゴリーは、相場が平年並みに回復したことで、前年相場安の反動も加わり、前年同月比は108.7%となりました。

売上高DI、収益DI共に
前年に比べプラス幅を拡大

経営動向調査では、売上高DI、収益DI共に前年に比べプラス幅を拡大し、二桁のプラスまで上昇しました。緊急事態宣言の発令による巣ごもり需要の増大より、買上点数の増加による客単価DIの大幅なプラスが継続しました。来店頻度の減少による来客数DI低下はみられるが、青果相場に上昇傾向がみられるなど、生鮮品仕入れ原価DIがプラスとなったことも追い風になりました。

景気判断DIは現状・見通し
ともに前月水準で推移

スーパーマーケットの中核店舗を対象とした景況感調査では、1月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DI現状判断は、前月から+2.6の47.7、見通し判断は前月から+1.5の39.6となり、共に前月から小幅な改善となりました。

食品スーパーマーケット動向資料(2021年1月)PDF

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