
食品スーパーマーケット月別動向
2019年3月の実績
既存店総売上高
99.5%(5ヵ月連続マイナス)
3団体加盟270社による販売統計調査における、3月の総売上高既存店ベース前年同月比は99.5%と5ヵ月連続で前年実績を下回りました。日曜日が一回多い曜日巡りや好天による行楽需要の高まりにより、畜産カテゴリーが101.7%、一般食品が100.9%と前年を超過した一方で、青果相場が前年に比べ大幅な安値で推移している影響を受け、青果カテゴリーが94.8%と大きくマイナスとなりました。
売上高DI・収益DI共に
マイナス圏の推移
経営動向調査では、売上高DI、収益DI共にマイナス圏の推移が続いているものの、前月に比べて7ポイント程度上昇しています。青果の相場安により、生鮮仕入原価DIはマイナス圏で推移が続いていますが、一般食品に値上げが相次いだことで、食品仕入原価DIは6.3と上昇しています。一方、日曜日が一回多い曜日巡りにより、来客数DIも-11.4とマイナス幅を縮小しましたが、引き続き2桁のマイナスと厳しい状況が続いています。
景気判断 現状判断DIは
大きく改善
スーパーマーケットの中核店舗を対象とした景況感調査では、景気判断を示す景気判断DIは、前月から+4.6の44.3、見通し判断は前月から+1.0の41.1となり、共に2か月連続の改善をみせており、特に現状判断で改善幅が大きくなっています。